養由基とは? わかりやすく解説

よう‐ゆうき〔ヤウイウキ〕【養由基】

読み方:ようゆうき

中国春秋時代弓の名人の人。百歩の距離から柳葉射て百発百中し、また弓矢調子整えただけで鳴き叫んだという。生没年未詳。養由。


養由基

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 08:46 UTC 版)

養 由基(よう ゆうき、拼音: Yǎng Yóujī、生没年未詳)は、春秋時代の武将。由基。弓の名人として知られる。

伝承

楚の荘王共王に丈夫として仕え、射術の妙によって有名となる。その弓勢の強さは甲冑7枚を貫き、蜻蛉の羽根を射ることができ、また100歩離れて柳の葉を射て百発百中であったという。楚王はかつて白猿を飼い自分で射てみたが、白猿は飛んでくる矢を捕らえて戯れたので、養由基を召して射させることにした。養由基が弓をととのえて矢をつがえ、まだ発しないうちに白猿は泣き叫んで木にしがみついたという。また共王が戦に敗れたとき、養由基は殿(しんがり)をつとめ1本の矢で複数の兵を倒す妙技を発揮し、敵を近寄せなかったともいう。

現代では「百発百中」の故事とともに知られており、鄭問の漫画『東周英雄伝』24・「放言の神箭手」でその勇姿が描かれている。

伝記資料

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