飽く

デジタル大辞泉

あ・く【飽く／^×厭く／^×倦く】

読み方：あく

［動カ五（四）］

１ 十分になってもうたくさんだと思う。いやになる。「—・くことを知らぬ金銭欲」

「菜の葉にとまれ。菜の葉に—・いたら桜にとまれ」〈野村秋足・蝶々〉

２ 満たされた気持ちになる。満ち足りる。満足する。

「恥ぢらひ給ひける御さま、—・かぬ所なし」〈源・葵〉

３ 動詞の連用形に付いて、十分に…する、…することにあきあきする、の意を表す。

「繰り返して読んでも読んでも読み—・かなかった」〈二葉亭・平凡〉

[補説] 現代、共通語では一般に「あきる」（上一）を用い、「あく」は文章語的な表現。また、「飽くまで」のような形で用いられる。

大阪弁

飽く

大阪弁	訳語	解説
飽く	飽きる	過去形は「飽いた」。大阪弁の勉強なんかもう飽いた。

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「飽く」の例文・使い方・用例・文例

• 飽くことのない食欲
• 少年は飽くことのない好奇心を持っていた
• 僕がインターネットを紹介してから彼は飽くなきユーザーになった
• 飽くまで反対する。
• 彼はそうなっても飽くまで落胆しなかった。
• ものすごい食欲[飽くことを知らぬ好奇心].
• 飽くことのないあこがれ.
• 彼は飽くまでも反対した.
• 彼は飽くまで落胆しなかった.
• 私は飽くまで所信を断行するつもりだ.
• 佳肴に飽く
• 栄華に飽く
• 美味に飽く
• 美味に飽く者は美味の美味たるを知らず
• 美味を食って飽く事を知らず
• 学童は食に飽くことなし
• その強欲飽くことを知らず