飛仙台ルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 04:03 UTC 版)
五色温泉よりも山頂までの距離は長く、標高差はさらに大きい(約1,500m)が、途中の渓谷が美しく、変化に富んだルートで、途中に避難小屋が3箇所設置されている。但し、避難小屋での宿泊は事前予約が必要である。ペットボトル入りの水や軽食は、自由に購入できる。 束草市内から、7番又は7-1番の市内バス(朝6時より20分おき程度に頻発)で終点下車。案内所、売店、宿泊施設などで賑わう登山口から約1時間は、林道(一般車通行不可)歩きで、林道が終わった先に、売店・食堂と、飛仙台と呼ばれる岩峰がある。ここのゲートをくぐると登山道が始まる。滝や岩峰などの渓谷美の区間を約3時間歩行すると、標高約780mの地点に陽瀑山荘が建つ。ここから1km程登ると渓谷は切れ、山稜にとりつく登りとなる。約2時間歩行すると、展望台と喜雲閣待避所(避難小屋)が立つ標高1,100mの稜線に至る。ここからさらに約2時間弱の急な登りで小青峰に到達し、百潭寺方面へのルートを分ける。直進すると中青峰直下に達するが、このピークの山頂は、北朝鮮情報の収集目的かと思われる巨大なドームアンテナが建っており、一般登山者の立ち入りは厳重に禁止されていて、山頂は踏めない。トラバースすると、小青峰から約30分で中青避難小屋となる。ここからさらに約30分で、大青峰の山頂に達する。このルートにも鎖場などはなく、危険箇所は階段となっているが、それなりに岩場も存在する。
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