類本・続編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 08:25 UTC 版)
「ヨゼフィーネ・ムッツェンバッヒェル」の記事における「類本・続編」の解説
『ヨゼフィーネ・ムッツェンバッヒェル』にはのちに続編が2種類登場している。タイトルはそれぞれ、"Meine 365 Liebhaber" (私の365人の愛人)、および "Peperl Mutzenbacher - Tochter der Josefine Mutzenbacher" (ヨゼフィーネ・ムッツェンバッヒェルの娘ペーペルル・ムッツェンバッヒェル)であるが、どちらも作者は知られておらず、本編作者と同一、ないしはフェーリクス・ザルテンの手になることを示す証拠もない。なお、本編を「ドイツ語の官能小説で世界水準に達したおそらく唯一のもの」と評したオスヴァルト・ヴィーナー(Oswald Wiener)は、"Meine 365 Liebhaber" については「相当に質が落ちている」、"Peperl Mutzenbacher" は「(少なくとも文学好きにとっては)つまらない」とコメントしている。 このほか、ヘルムート・クヴァルティンガー(Helmut Qualtinger)の朗読によるオーディオCD "Fifi Mutzenbacher" (フィーフィ・ムッツェンバッヒェル)が知られている。作者とされるヴォルフガング・ベルトラント(Wolfgang Bertrand)はヴォルフガング・クドルノフスキー(Wolfgang Kudrnofsky)の変名である。 2000年には、オーストリアの作家・フランツォーベル(Franzobel)が、本編の登場人物と出来事を基に、舞台設定を現代に移した小説"Scala Santa, oder, Josefine Wurznbachers Höhepunkt" (聖階段 - ヨゼフィーネ・ヴルツンバッヒェルの絶頂)を書いている。
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