類似の民話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 17:12 UTC 版)
同様に、つららの美しさに見惚れていた独身男のもとに女が現れて妻にして欲しいと願い、その女の正体がつららだったという民話は各地にあり、それぞれ顛末が異なる。 すが女房 - 山形県 結婚祝いの席でのこと。女が酒の燗をつけに台所に行ったが、なかなか戻らない。待ちきれない男が台所に行くと女の姿はなく、水浸しの着物があった。つららの化身の女は、台所の火の熱で溶けてしまったのである。 かねこおり女房 - 越後国(現・新潟県) 急にやって来た女は男と結婚したものの、春になると、女は姿を消してしまった。男は女に逃げられたものと思い悲しんだが、独り暮しの不便さに耐え切れず、別の女と再婚した。 そして冬。軒下に大きなつららがぶら下がっていた。男は通行に邪魔といって、つららを叩き落した。家の中にいた妻が、男の悲鳴を聞いた。驚いて外へ出ると、男はつららに首を貫かれて死んでいた。
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