領海やEEZ内等における警備活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 06:25 UTC 版)
「沿岸警備隊」の記事における「領海やEEZ内等における警備活動」の解説
以下の3つに分けられる: 密輸船・密漁船等の犯罪船舶の取締 領海内を航行中の船内における一般的刑事事件の捜査 航路における船舶交通の監視と取締等 1. は沿岸警備隊の最も重要な任務の一つであり、たとえばアメリカ沿岸警備隊はカリブ海経由の麻薬密輸問題に最も力を入れている。日本においても麻薬・覚醒剤の密輸を水際で阻止する役割として海上保安庁は重要であり、さらに最近は不審船(工作船)問題や不法入国者を乗せた密輸船の取締対策が重要になりつつある。また、世界各国において重装備の海賊船が領海・公海を跋扈するケースが相次いでいるため、これらに対する商船の防衛と海賊船の取締も国際的な課題となっている(2004年現在)。 近年では海洋資源保護の必要性も高まっており、担当省庁と連携して、密漁や廃棄物の不法投棄などの監視・摘発の任務も重要なものとなっている。 1. に比べ、3. は地味であるが省く事のできない任務である。航路の警戒のために各国の沿岸警備隊は哨戒艦艇の多くを割いており、安全で順調な航行を可能とするために努力を払っている。
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