領収書の書き方
領収書とは何か
領収書とは、商品と引き換えに代金を受け取ったことを証するために発行する書類のことである。領収書は会社の経費を精算する際に用いられ、税務調査においては金品授受の証拠書類として用いられる。領収書の書き方と記入する項目
- 領収書の文字
この書類が領収書であることがわかるように、比較的大きな文字で「領収書」と書く。ちなみに領収書と領収証の違いはなく、ほとんど同じ意味で用いられている。「領収証」と書いても問題はない。 - 金額
受け取った金額を書く。金額は改ざんされないように金額の先頭に「¥」や「金」といった文字を挿入したり、3桁ごとに「,」で区切ったり、金額の末尾に「-」や「也」を挿入したりすることが多い。また、「1」を「7」に書き換えたり、「3」を「8」に書き換えたりされないように「壱」「弐」「参」といった漢字を使用することもある。 - 金額の内訳
受け取り価格(税抜き価格)と消費税等の金額を書く。 - 発行日
発行日は、西暦であれば2020年12月24日のように書き、和暦であれば令和2年12月25日のように書く。2020年を下2桁の「20」だけを書く、また「令和」の文字を省略するといった書き方は好ましくない。 - 宛名
宛名は個人の場合は個人名、会社の場合は会社名を正しく書き入れる。宛名を「上」(上様)にした場合、領収書として認められない場合があるので注意が必要である。 - 但し書き
但し書きには、具体的な品名を記入する。例えば、「但、コピー用紙代として」のように書く。ただし、コピー用紙の枚数や大きさなど細かく書く必要はない。なお、「但、お品代として」といった書き方は好ましくない。 - 発行者
領収書の発行者を書く。会社名や所在地(住所)、電話番号など記載する。会社印を押す場合もある。 - 収入印紙
受け取り価格が5万円以上(消費税額は含まない)の場合には収入印紙を貼り付け、割印する。
- 領収書の書き方のページへのリンク