領事館の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 13:54 UTC 版)
暴動発生直後、日系移民たちは、領事館にかけつけたり電話をかけたりしたが、佐藤領事らは「大したことはない」「すぐ鎮まる」と言って取り合わなかった。一方で、佐藤領事は、ペルー側に善処を要求したが、古屋事件で生じた領事とペルー政府との間に相互不信があり、コミュニケーションがつきにくかった。 領事は、まずペルー内務省に出向いたが相手にされなかった。次いで、外務大臣に対して邦人保護を要請し、外務大臣は遺憾の意を示し、至急軍隊出動することを約束した。しかし、なかなか実行されず、13日の夕方に「日本人のペルーでの内乱計画はデマである」とラジオ放送したに過ぎなかった。また北田公使は不在であり、これも事態を悪化させた。
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