非常食として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 15:49 UTC 版)
「スナックバー (菓子類)」の記事における「非常食として」の解説
スナックバーは、アメリカ軍が第二次世界大戦を通して利用したDレーションと呼ばれる非常食配給物資の原型ともなった。 この非常食は、補給が絶たれたり孤立してしまった場合に備えて携帯されるもので、コンパクトで高カロリーであることを目的とされ、味や長期的な栄養バランスは後回しにされた。それでも一定期間はこれだけを喫食して、飢餓から命を守るためにと開発された。 ただこの当時、様々な材料を混ぜ合わせ固めただけのこの単純な食品は製造し易さもあってか過剰生産され、末端では一般食として支給され、士気低下にまで関わったなどの逸話も聞かれる。後に軍用非常食は精神衛生の面からも、一応は食事としての体裁とメニューによる変化をもつ、高密度に圧縮密閉されたパッケージの物に取って代わられていった。 Dレーションを小型化し改良したものがアメリカ軍用チョコレートで、現在でも使用されている。
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