非平衡熱力学とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 非平衡熱力学の意味・解説 

ひへいこう‐ねつりきがく〔ヒヘイカウ‐〕【非平衡熱力学】

読み方:ひへいこうねつりきがく

平衡状態にはない系を取り扱う熱力学散逸過程の下にある物質系での自己組織化などを論じたL=オンサーガー、I=プリゴジンによる散逸構造理論知られる


非平衡熱力学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 03:59 UTC 版)

熱力学」の記事における「非平衡熱力学」の解説

平衡熱力学は、温度エントロピーなど平衡状態の系を特徴付ける量を用いて系の状態を記述した。非平衡系においてもこのような特徴を持つ系が存在し平衡系与えられる量を用いて平衡系記述する方法試みられた。このような平衡系熱力学統計力学は、その発展初期には個別現象に対してそれぞれ研究なされていた。特に有名なものは、ブラウン運動に関するアルベルト・アインシュタイン研究や、熱雑音に関するハリー・ナイキスト仕事である。非平衡熱力学が統一的な体系として整理されはじめたのは1930年代ごろのことで、ラルス・オンサーガーイリヤ・プリゴジンなどの仕事が有名である。

※この「非平衡熱力学」の解説は、「熱力学」の解説の一部です。
「非平衡熱力学」を含む「熱力学」の記事については、「熱力学」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「非平衡熱力学」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「非平衡熱力学」の関連用語

非平衡熱力学のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



非平衡熱力学のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの熱力学 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS