非常災害用井戸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 18:17 UTC 版)
近年、日本では災害時の水源として浅井戸が見直されている。 東京都や埼玉県をはじめとした地方自治体では、大地震発生の際にライフラインが絶たれることを想定し、機能する既存の井戸を非常災害用井戸として指定し、非常時の飲料水など生活用水の確保を行っている。これらの井戸では定期的に水質検査を行っており、使用上の問題はないが、無指定の井戸については大腸菌等の細菌や、重金属により汚染されている場合も考えられることから注意が必要である。 兵庫県加古川市にある加古川グリーンシティ防災会では独自の非常災害用井戸(防災井戸・深さ30m)を2箇所設け、定期的に水質検査も行う住民独自の備えを持つようなところもある。 災害時に使える井戸の登録制度は阪神大震災の後、全国に広がった。
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