震度5とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 震度5の意味・解説 

気象庁震度階級

(震度5 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 16:15 UTC 版)

気象庁震度階級(きしょうちょうしんどかいきゅう)は、日本で使用されている独自の震度階級地震の揺れの大きさを階級制で表す指標である。単に震度ともいう。主に気象庁が中心となって定めたもので、2019年時点で、約4,400地点で観測が行われている[1][2]。過去に基準や段階が変更されたこともあるが、現在では、ほぼ揺れを感じない震度0から震度1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強、そして最大の7までの10段階が設定されている[3]。地震の規模を示すマグニチュードとは異なる。


注釈

  1. ^ 震央に近い「苫小牧市しらかば(苫小牧測候所)」は2004年に観測終了。
  2. ^ a b 「地域名」は各都府県を数地区、北海道を三十余地区に区切った地域で、2014年4月8日時点では188区分[44]。北海道では2010年の総合振興局設置時に2町が管轄支庁(振興局)を変更したが、現在もこれが反映されず旧支庁のまま(幌加内町が空知管内、幌延町が留萌管内のまま)報道される場合がある。
  3. ^ 「市区町村名」は基礎自治体たる各市町村および特別区ごと。ただし政令指定都市では行政区ごと。区域内に複数の震度観測点がある場合は、その中で最大となった観測点の震度をその市区町村の震度として発表する。
  4. ^ ニュース映像でのみ使用されている。
  5. ^ 偵察機でないのは、戦闘機が常に待機状態になっていて、一番対応が早いため。夜間で何も見えなくても、少なくとも火災は起きていないことがわかる[54]

出典

  1. ^ a b 地震・津波 気象庁、2014年3月18日閲覧(「利用にあたって」節(1)参照)。
  2. ^ 気象庁、知識・解説、地震・津波の観測監視体制、震度観測点
  3. ^ 気象庁震度階級関連解説表
  4. ^ 武村雅之「歴史的視点から見た地震学と社会」(pdf)『北海道大学地球物理学研究報告』第73巻、2010年3月19日、2, 4、doi:10.14943/gbhu.73.1NAID 1200026626702019年2月12日閲覧 
  5. ^ a b 気象庁、2009年、29(II-8)頁
  6. ^ 気象庁、2009年、37(II-15)-38(II-16)頁
  7. ^ a b c d e 気象庁、地震観測点一覧、気象官署(特別地域気象観測所を含む)計測震度計地震観測点一覧
  8. ^ a b 気象庁、2009年、39(II-17)頁
  9. ^ a b 纐纈一起 "福井地震50周年特集 震度の歴史と福井地震 (PDF) " 日本地震学会、『なゐふる』第9号、pp.4-5
  10. ^ 気象庁、2009年、13(I-10)-14(I-11)頁
  11. ^ a b c 気象庁、2009年、13(I-10)、23(II-1)-26(II-4)、29(II-8)、31(II-10)-32(II-11)、51(II-29)頁
  12. ^ 気象庁、2009年、13(I-10)-18(I-15)頁
  13. ^ 気象庁、震度の活用と震度階級の変遷等に関する参考資料 (PDF)
  14. ^ 翠川三郎・藤本一雄・村松郁栄、1999、計測震度と旧気象庁震度および地震動強さの指標との関係、地域安全学会論文集、1巻 p51 - 56.doi:10.11314/jisss.1.51
  15. ^ 高層ビルの揺れ、震度の目安に 気象庁「解説表」見直し 神崎卓征、大久保泰、朝日新聞、2008年9月1日。
  16. ^ 震度に関する検討会 検討結果の概要” (pdf). 気象庁 (2009年3月23日). 2013年5月26日閲覧。
  17. ^ 3月31日から「気象庁震度階級関連解説表」が新しくなります」気象庁、2009年3月30日付、2013年5月26日閲覧
  18. ^ 「長周期地震動に関する情報のあり方報告書」について (PDF) 」気象庁、2012年4月26日付、2013年5月26日閲覧
  19. ^ 長周期地震動に関する観測情報(試行)の気象庁HPへの掲載について」気象庁、2013年3月23日付、2013年5月26日閲覧
  20. ^ 気象庁、2009年、36(II-15)-38(II-17)、54(II-33)頁
  21. ^ 計測震度の算出方法(気象庁)
  22. ^ 強震観測について」気象庁、「気象庁の強震観測の概要」節参照、2013年5月26日閲覧
  23. ^ 「地震災害の基礎知識 3 観測と地震予知」消防防災博物館(消防科学総合センター)、2013年5月26日閲覧
  24. ^ 川上徹人「強震観測の最新情報(2) 気象庁における強震波形観測・収録と提供」、日本地震学会ニュースレター、9巻、6号、1998年、7-9頁
  25. ^ 震度に関する検討会報告書 気象庁・消防庁、2009年3月。
  26. ^ 岩手県洋野町大野の震度データについて- 本年7月の岩手県沿岸北部の地震の最大震度を6強から6弱に修正 - 気象庁、2008年10月29日
  27. ^ a b c d 第1部:地震の基礎知識、1章:大きな地震と小さな地震”. 防災科学技術研究所. 2016年11月21日閲覧。
  28. ^ a b 吉岡優樹 "観測点配置に着目した震度観測の変遷と最大震度に関する研究 (PDF) " 名古屋大学 地震工学・防災グループ 福和研究室
  29. ^ 第1章 計測震度と被害等との関係について、震度に関する検討会 (PDF) ,(参考III)震度観測点の数と震度の観測について、pp34 - 40、気象庁
  30. ^ 気象庁、平成23年3月 地震・火山月報(防災編) (PDF) 、p205.
  31. ^ 気象庁、平成28年4月 地震・火山月報(防災編)、p57.
  32. ^ 気象庁、平成30年9月 地震・火山月報(防災編) (PDF) 、p83.
  33. ^ 平成30年9月 地震・火山月報(防災編)” (PDF). 気象庁. p. 116 (2018年9月). 2019年10月2日閲覧。
  34. ^ a b 計測震度の算出方法”. 気象庁. 2023年9月2日閲覧。
  35. ^ 気象庁震度階(原典:国立天文台編『理科年表 平成3年版』1991年)
  36. ^ 河角廣、1943、震度と震度階 地震 第1輯 Vol.15(1943) No.1 P.6 - 12、doi:10.14834/zisin1929.15.6
  37. ^ 気象庁、2009年、33(II-11)頁
  38. ^ 宇佐美龍夫(2017): [報告]歴史地震の震度について (PDF) , 歴史地震, 第32号, 99-102.
  39. ^ 高木聖、1972、震度は加速度ではない(震度の人体実験)、気象庁気象研究所報告、Vol.23、No.3、p.215 - 223、doi:10.2467/mripapers1950.23.3_215
  40. ^ 松崎伸一、久田嘉章、福島美光「断層近傍まで適用可能な震度の距離減衰式の開発 (PDF) 」日本建築学会『日本建築学会構造系論文集』、604号、201-208頁、2006年6月
  41. ^ 境有紀のホームページ、提案する震度算定法に関するQ&A、Q9.
  42. ^ a b 境有紀のホームページ現在の震度の問題点と代替案の提案
  43. ^ 地震情報について 気象庁、2014年10月25日閲覧。
  44. ^ 気象庁「震度情報や緊急地震速報で用いる区域の名称
  45. ^ a b 気象庁ホームページにおける気象情報の配色に関する設定指針” (PDF). 気象庁 (2012年5月24日). 2018年8月14日閲覧。(資料内6頁参照)
  46. ^ メディアのUDプロジェクト:色のユニヴァーサルデザインの取組み成果紹介”. 一般財団法人 国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD) (2014年3月6日). 2018年8月14日閲覧。
  47. ^ a b 気象庁:地震情報(同庁ホームページ内)
  48. ^ NHK NEWS WEB:地震情報
  49. ^ 地震情報 | 日テレ 気象・防災サイト”. bosai.news.ntv.co.jp (2024年1月3日). 2024年1月3日閲覧。
  50. ^ 地震情報”. テレ朝news. 2024年1月3日閲覧。
  51. ^ 地震情報”. TBS NEWS DIG (2024年1月3日). 2024年1月3日閲覧。
  52. ^ 青森で震度5強 津波の心配なし”. テレ東BIZ. 2021年11月21日閲覧。
  53. ^ 【地震】富山県内で震度5強 石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震が発生 津波警報等発表中|FNNプライムオンライン”. FNNプライムオンライン (2024年1月1日). 2024年1月3日閲覧。
  54. ^ 熊本大地震21分後にF-2発進 何も見えない戦闘機、災害時になぜ飛ぶ?
  55. ^ 気象庁における情報通信 (PDF) 気象庁、総務省 重要通信の高度化のあり方に関する研究会、2007年12月21日。
  56. ^ 境有紀のホームページ,提案する震度算定法に関するQ&A,Q2.
  57. ^ 境有紀、纐纈一起、神野達夫: 建物被害率の予測を目的とした地震動の破壊力指標の提案、日本建築学会構造系論文集、No.555, pp.85 - 91、2002.05.
  58. ^ 境有紀のホームページ、1995年兵庫県南部地震の神戸海洋気象台の強震記録について
  59. ^ 境有紀のホームページ、コラム、やばい雰囲気
  60. ^ 気象庁、2009年、52(II-30)-53(II-31)頁
  61. ^ 気象庁震度階級関連解説表”. (公式ウェブサイト). 気象庁. 2011年4月15日閲覧。
  62. ^ 最大震度は7?10?半数以上が誤解、震度階級に関する意識調査”. 株式会社エコンテ. 2020年7月3日閲覧。
  63. ^ 「サンデーモーニング」で謝罪 「震度8以上の地震」との発言めぐり(2016年4月24日掲載)”. ライブドアニュース. 2020年7月4日閲覧。
  64. ^ 震度の活用と震度階級の変遷等に関する参考資料 (PDF) 気象庁 平成21年3月
  65. ^ 兵庫県南部地震による建造物の被害と地形・地質および地盤条件” (PDF). 地質ニュース491号 (1995年7月号). 2011年4月18日閲覧。
  66. ^ 1923年関東地震の被害分布と強震動 その2.千葉県内の詳細震度分布” (PDF). 地球惑星科学関連学会2000 年合同大会 (2000年6月26日). 2011年4月18日閲覧。
  67. ^ 台湾、震度の段階を細分化へ 日本の階級を参考に 2019-04-09 フォーカス台湾
  68. ^ 35.何謂震度?(震度とは?)”. 地震百問(公式ウェブサイト). 中央気象局. 2013年10月26日閲覧。(中国語)
  69. ^ 研究速報 福岡県西方沖の地震の韓国を含めた震度分布 石川有三”. 日本地震学会ニュースレター(公式ウェブサイト). 日本地震学会. 2011年4月15日閲覧。





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「震度5」の関連用語

震度5のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



震度5のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの気象庁震度階級 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS