集団主義と個人主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 03:04 UTC 版)
トリアンディスによる集団主義(日本、中国、インド、ロシアなど)と個人主義(ヨーロッパ、アメリカ)の比較では、集団主義のような厳格な社会においては批判を非常に嫌い、また知的柔軟性は伝統的なものへの理解の欠如とみなされ、これも嫌われるが、なるべく最良の合意を出そうとするため、相談に時間をかける。また集団主義においては個人主義のような認知的な一貫性は求められないが、年長者のいうことに疑問を持たず従うことを求められ、無批判的な権威主義的な態度が望ましいとされる。 これに対して個人主義の社会においては、歴史や文脈を無視して葛藤を分解したがる傾向が強く、解決策の長所と短所を検討し、利益を最大にする解決策を目指す。
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