こも・る【籠もる/▽隠る】
読み方:こもる
[動ラ五(四)]
1
㋐中に入ったまま外に出ないでいる。引きこもる。「山に—・る」「書斎に—・って執筆する」
㋑外とのつながりを断って、中に深く入り込む。閉じこもる。「自分の殻に—・る」「陰(いん)に—・る」
2 祈念するために社寺に泊まり込む。おこもりをする。「寺に—・る」
3 城などに入って敵から防ぎ守る。立てこもる。「城に—・る」
4 音や声が中に閉じこめられた状態で、外にはっきり伝わらない。くぐもる。「声が—・ってよく聞こえない」
5 気体などが外に出ないで、いっぱいに満ちる。充満する。「臭いが—・る」「会場に人の熱気が—・る」
6 力やある感情などが、そこにいっぱいに含まれる。「力の—・った演技」「熱の—・った言葉」「心の—・った贈り物」「怒りの—・った声」
「畳(たた)なづく青垣山—・れる大和しうるはし」〈記・中・歌謡〉
「二上(ふたかみ)の山に—・れるほととぎす今も鳴かぬか君に聞かせむ」〈万・四〇六七〉
[可能] こもれる
かく・る【隠る】
なま・る【▽隠る】
「隠る」の例文・使い方・用例・文例
品詞の分類
- >> 「隠る」を含む用語の索引
- 隠るのページへのリンク