陸の孤島から観光地へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 09:08 UTC 版)
交通網の整備が進むにつれ、近鉄特急で名古屋から2時間程度、大阪から3時間程度と日帰り旅行が可能であること、美しいリアス式海岸の地形と温暖な気候から近鉄などの資本により志摩市を中心に観光地として開発された。総合保養地域整備法(リゾート法)の適用を受けた「三重サンベルト構想」では「鳥羽」・「南鳥羽・磯部」・「奥志摩」・「南勢」の4地区が指定され、志摩スペイン村が建設されたほか、既存施設の改修・移転等が行われた。一方で、志摩芸術村のように計画が放棄されたものもある。 起伏に富む地形を利用したゴルフコースが、周辺人口に対しては過多といえる4箇所以上に造られた。 熊野灘沿岸部では潮の流れが強いため、遊泳が禁止されている砂浜が多いが、英虞湾などの内海は波が穏やかであるため海水浴場が15箇所ほどもあり、こちらも周辺人口に対しては過多といえる。また、水族館も伊勢志摩に2箇所存在する。 鳥羽市と志摩市には、大規模なホテル以外にも中小規模の旅館・民宿・ペンションなどが多数立地する。中小のものは漁師・海女との兼業である場合も多い。
※この「陸の孤島から観光地へ」の解説は、「志摩地方」の解説の一部です。
「陸の孤島から観光地へ」を含む「志摩地方」の記事については、「志摩地方」の概要を参照ください。
- 陸の孤島から観光地へのページへのリンク