開通と影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 14:59 UTC 版)
1996年(平成8年)8月2日に開通した。農道を含めた総工費は129億9000万円で、そのうち橋に関する部分が106億8400万円であった。 伊唐島の人口の少なさから、1戸あたり1億円もの費用がかかったとされ、典型的な税金の無駄遣いであるという批判の記事が出たこともある。ただし、橋の開通後も伊唐島の人口は減少傾向であるが、長島や獅子島に比べると減少傾向は緩やかになったとされている。また小学校の児童数は増加に転じた。島の農業生産に関しても作付面積と生産量が2010年(平成22年)には橋の開通直前に比べてほぼ倍増となった。中学生は長島の中学校に通っていたが、帰宅時の船の時刻を気にする必要がなくなり、クラブ活動を活発に行えるようになった。急患発生時も救急車で搬送できるようになって、島の住民の生活に大きく貢献した。
※この「開通と影響」の解説は、「伊唐大橋」の解説の一部です。
「開通と影響」を含む「伊唐大橋」の記事については、「伊唐大橋」の概要を参照ください。
- 開通と影響のページへのリンク