開発への決意
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 16:38 UTC 版)
現在の株式会社典雅代表取締役社長松本光一は、専門学校卒業後、輸入車のディーラー、クラシックカー整備会社を経て、国産中古車のセールスを行っていた。セールス自体は順調ではあったものの、クラシックカー整備会社時代に芽生えた「モノづくりをしたい」「新しいものを生み出したい」という思いが満たされない状態が続いていた。 松本はそうした思いを抱えながら、ある日アダルトグッズショップに入店し、陳列されたアダルトグッズを見て、通常の製品にはあるような製造元表示や問い合わせ表示などがないこと、デザインに進歩がないこと、製品説明を含め消費者向けの情報整理がなされていないことなどに疑問を持った。さらに、何より、通常の製品は一般性の獲得を目指すにもかかわらず、アダルトグッズのプロダクトデザインやパッケージデザインはそれとは逆で、「自慰は卑猥で猥褻なこと」という前提を置き、その製品を使うことが特殊なことであるかのような売り方をしていることに、強い違和感を持った。この違和感を元に、松本は、入店後即座に「一般プロダクトとしてのアダルトグッズ」を製造することを決意した。
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