開発までの前史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 14:32 UTC 版)
「フォード・GT マークIV」の記事における「開発までの前史」の解説
1966年1月から発効されるFIAの新レギュレーションに合致させるため、新型マシンの開発が65年9月よりカー・クラフトで始められた。新レギュレーションの中の”J項”に合致したマシンということで、新型マシンはJカー(JCar)と呼ばれる事になった。Jカーは基本的にマークIIの主要部品を流用することが決まっていたため、主に空力面と軽量化に力が注がれた。さらに、65~66年に大幅に実力を伸ばしたシャパラル・カーズの影響もあり、オートマチックトランスミッションの採用も開発条項に入っていた。 軽量化のため、Jカーはシャーシをアルミニウム製とした。これにより(計算上)135kgの軽量化が可能とされた。製作は航空機産業のブランズウィック・コーポレーションが担当した。もう一つの命題であった空力面は66年の新レギュレーションに合致させるべく、ウインドシールドをマークIIよりも幅を狭く、さらに湾曲の強い形状とした。こちらはシャーシ完成より一足早くクレイモデルにカラーリングを施し、65年末にプレス発表された。そのボディスタイルは特徴的なノーズとボディ後部がフラットな形状だったため「マンタ」と揶揄された。
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