開発に関しての諸問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 14:33 UTC 版)
「V3A (路面電車車両)」の記事における「開発に関しての諸問題」の解説
V3AおよびV2Aはルーマニア国内で独自に開発されたものではなく、西ドイツのリンケ=ホフマンが製造した連接車の技術を基にした車両である。当初の契約では1969年にリンケ・ホフマンで製造された試作車(V3A)を基にした量産車を100両購入し、ライセンス契約の元でルーマニア国内で最終組み立てを行う予定となっていた。だが実際は1970年以降契約を無視する形で独自に量産車の製造が行われており、その事実を知ったリンケ・ホフマン側は試作車の返却を求めたものの、最終的にルーマニア側が購入する形となった。 この量産に際して、リンケ・ホフマン製の試作車で用いられた車体構造や機構が省略された結果、車両重量が試作車と比べて増大した。そのため、実際の運行時には軸重の重さによる軌道への負荷が各都市で問題となっている。
※この「開発に関しての諸問題」の解説は、「V3A (路面電車車両)」の解説の一部です。
「開発に関しての諸問題」を含む「V3A (路面電車車両)」の記事については、「V3A (路面電車車両)」の概要を参照ください。
- 開発に関しての諸問題のページへのリンク