長龍寺 (杉並区)とは? わかりやすく解説

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長龍寺 (杉並区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/09 01:15 UTC 版)

長龍寺
所在地 東京都杉並区高円寺南2-31-28
位置 北緯35度41分59.0秒 東経139度39分07.8秒 / 北緯35.699722度 東経139.652167度 / 35.699722; 139.652167座標: 北緯35度41分59.0秒 東経139度39分07.8秒 / 北緯35.699722度 東経139.652167度 / 35.699722; 139.652167
山号 富聚山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
創建年 文禄2年(1593年
開基 河野盛政
文化財 木造地蔵菩薩坐像(杉並区指定文化財)
法人番号 9011305000361
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長龍寺(ちょうりゅうじ)は、東京都杉並区にある曹洞宗寺院

概要

1593年文禄2年)、徳川家康の家臣の河野盛政の開基である。麹町四番町(現・東京都千代田区四番町)の河野家の屋敷内に寺を設けたのが由来である[1]

1616年元和2年)、市ヶ谷左内坂(現・新宿区市谷左内町)に移転した[2]

江戸時代は、開基の河野家をはじめ、旗本など76家の菩提寺となっており、大変栄えたという[2]

1909年明治42年)、陸軍士官学校(現・防衛省市ヶ谷地区)拡張工事のため、宗泰院とともに現在地に移転した[2]

境内

  • 地蔵堂
地蔵菩薩像「豆腐地蔵尊」を安置している[2]。昔、豆腐を買いに来る一人の僧侶がおり、この僧侶が立ち去った後に小銭を見ると木の葉が入っていた。一種の詐欺犯罪ということで、役人が張り込んでいたところ、この僧侶が現れた。役人が呼び止めると逃げ出したので、一太刀を浴びせた。するとこの僧侶の姿が消え、血痕だけが残っていた。血痕を辿ると長龍寺の地蔵に行きつき、刀の傷跡が残っていた。そこで、豆腐を買いに来る僧侶がこの地蔵であることが分かった。豆腐屋の主は、毎日この地蔵に豆腐をお供えしたところ、店が繁盛するようになったという[3]

墓所

交通アクセス

脚注

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  1. ^ 大谷光男、嗣永芳照 著『杉並区史跡散歩 (東京史跡ガイド15)』学生社、1992年、142-143p
  2. ^ a b c d 79 長龍寺【寺院】(高円寺南2丁目31番2号)杉並区教育委員会事務局生涯学習推進課文化財係
  3. ^ 杉並郷土史会著、東京にふる里をつくる会編『杉並区の歴史 (東京ふる里文庫12)』名著出版、1978年、198-199p

参考文献

  • 杉並郷土史会著、東京にふる里をつくる会編『杉並区の歴史 (東京ふる里文庫12)』名著出版、1978年
  • 大谷光男、嗣永芳照 著『杉並区史跡散歩 (東京史跡ガイド15)』学生社、1992年



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