長柄組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 05:33 UTC 版)
長柄は槍、鑓とも書く。長柄足軽と長柄足軽小頭(以上足軽)を長柄奉行(侍)が指揮する。他に長柄組荷駄(人夫)がいる。 当初は足軽の主力であり、前線において長槍(当初は長さ二間、その後二間半から三間へと至る)を用いて足軽同士で突き、叩き合う攻撃任務を担っていたが、後に鉄砲の質・量双方の増加により主力を鉄砲に譲り、鉄砲隊や士大将の護衛といった防御任務へと転換した。 長柄足軽は他の足軽と較べても戦時における動員が多い。このため太平の世になると槍足軽は真っ先に暇を出され、残った者達もその身分は大抵、郷士・奉公人格であった。 内訳…侍1人、奉公人2人、足軽30人、人夫3人、口取2人(計38人) 乗馬1頭、駄馬2頭(計3頭)
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