鉱山開発の副産物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:38 UTC 版)
2011年、佐渡における伝統的な農業(持続可能な農業)がユネスコも協賛する国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に日本では初めて「トキと共生する佐渡の里山」として認定された。 佐渡における稲作は長らく国中平野以外では沿岸部に開けたわずかばかりの平地で営まれてきたが、鉱山開発が進むと掘削のための開墾地が山の斜面に増え、その湧水を農業用水に利用することで棚田が形成された。鉱山湧水は地下水であるため水温が安定しており、ミネラルを豊富に含んでいるため、耕作に有効となっている。現在、そこで収穫される米(コシヒカリ)を金山米としてブランド化し、それを原料とした日本酒や米焼酎も金山銘柄で売り出している。 また、鉱山の土を用いた無名異焼などもある。
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