鈴木大和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/15 11:19 UTC 版)
読売ジャイアンツ #98 | |
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2025年4月
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基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | 北海道北広島市 |
生年月日 | 1999年4月27日(26歳) |
身長 体重 |
173 cm 73 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2021年 育成選手ドラフト1位 |
初出場 | 2025年6月15日 |
年俸 | 410万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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鈴木 大和(すずき やまと、1999年4月27日 - )は、北海道北広島市出身[2]のプロ野球選手(外野手)。右投右打。読売ジャイアンツ所属。
経歴
プロ入り前
北広島市立大曲東小学校2年から野球を始め[3]、6年時には北広島イーストグローリーで高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントに出場[4]。北広島市立大曲中学校では札幌豊平ボーイズに所属し、3年時にジャイアンツカップに出場している[3][4]。
北海高等学校では2年夏に第98回全国高等学校野球選手権大会に出場。「9番・中堅手」で全5試合に出場して27打数14安打、打率.519の好成績を残し、チームの決勝進出に貢献[3]。決勝では作新学院のエース今井達也から2安打1打点を放ったが、1-7で敗れて準優勝に終わった[3]。3年夏も第99回全国高等学校野球選手権大会に出場。初戦の神戸国際大附属戦に「1番・中堅手」として出場し2安打を放ったが、チームは初戦敗退した[5]。高校時代の同級生に阪口皓亮、川村友斗がいる[6]。
北海学園大学では1年春の札幌六大学リーグ戦から試合に出場し、2年春と3年秋にベストナインを受賞[3]。4年春のリーグ戦は優勝を果たし、30年ぶりに全日本大学野球選手権に出場した[3]。4年秋は打率.333で優秀選手賞を受賞し[7]、9月16日にプロ志望届を提出した[3]。なお、当初はプロ志望はなく、大学卒業後は軟式野球部がある本州の企業に入社予定だったが、コロナ禍の影響で3年生の3月に内々定が取り消しになったため、プロ野球や社会人野球に目標を切り替えた[3][4]。
2021年10月11日に行われたプロ野球ドラフト会議において、読売ジャイアンツから育成選手ドラフト1位で指名を受け、11月24日に支度金290万円、年俸400万円で契約した(金額は推定)[8]。背番号は003[9]。
巨人時代
2022年は二軍公式戦(イースタン・リーグ)39試合に出場し、打率.143、2盗塁という成績だった[10]。
2023年は、育成選手でただ一人、春季キャンプの一軍メンバーに抜擢された[11]。5月18日に同姓の鈴木康平が加入したため、登録名を「鈴木大和」に変更した[12]。イースタン・リーグでは18試合の出場で打率.160という成績だった[11]。
2024年は、春季キャンプ期間中の2月18日、練習試合で盗塁時にヘッドスライディングをした際に左手を痛めて負傷交代[13]。キャンプ地の宮崎から帰京し、22日に東京都内の病院で左有鈎骨切除術を行った[14]。リハビリを経て、4月21日の三軍戦で実戦復帰を果たした[15]。イースタン・リーグでは22試合に出場してわずか2安打に終わり、打率.087、1打点、4盗塁という成績であった[16]。オフに育成選手の規定に基づきいったん自由契約となるが[17]、11月19日に再契約した[18]。
2025年は6月8日時点で二軍において29試合で打率.213ながら、得点圏打率.455と勝負強い打撃で存在感を示し、チーム3位タイの6盗塁とアピールを続けていた[19]。6月9日付けで支配下登録された[19]。背番号は98[19]。
選手としての特徴・人物
50メートル走が5.79秒、右打者ながら一塁到達まで3.97秒の俊足がセールスポイント[6][20]。入団時、「盗塁ができなければ僕のスタイルは終わり。まずは盗塁ができる選手を目指したい」と足でのアピールを目標に掲げた[21]。
俊足を活かすため、大学4年の札幌六大学秋季リーグ戦が終了した直後から左打ちの練習を始めている[20][22]。
詳細情報
記録
初記録
- 初出場:2025年6月15日、対オリックス・バファローズ3回戦(京セラドーム大阪)、9回表に坂本勇人の代走で出場[23]
背番号
脚注
- ^ 「巨人 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月20日閲覧。
- ^ 「【巨人】育成1位・鈴木大和「子どもたちが僕を見に行きたいと思える選手になりたい」」『スポーツ報知』2021年10月15日。2021年11月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 「北の韋駄天プロ志望届 北海学園大・鈴木大和DeNA阪口ら北海同期に刺激」『日刊スポーツ』2021年9月17日。2021年11月11日閲覧。
- ^ a b c 「内々定取り消しで一念発起 2度の“軟式転向”異色の韋駄天が待ち望むドラフト指名」『Full-Count』2021年10月10日。2021年11月11日閲覧。
- ^ 「北海 対 神戸国際大付 - スコア速報 - 夏の甲子園2017」『日刊スポーツ』。2021年11月11日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】育成1位・鈴木大和「足を使って活躍したい」北海高同期のDeNA・阪口と対戦熱望」『スポーツ報知』2021年10月12日。2021年11月11日閲覧。
- ^ 「北海学園大・鈴木大和「もし可能性があればプロでやってみたい」」『日刊スポーツ』2021年10月10日。2021年11月11日閲覧。
- ^ 「巨人育成1位北海学園大・鈴木大和、同10位北海・大津綾也が仮契約」『日刊スポーツ』2021年11月20日。2021年12月9日閲覧。
- ^ a b 「巨人が新入団17選手お披露目 ドラ1大勢は「15」、ドラ2山田は「28」…背番号も発表」『Full-Count』2021年12月8日。2021年12月9日閲覧。
- ^ 「【巨人】育成ルーキー鈴木大和10万増410万円更改「来年が勝負になる」支配下昇格目指す」『日刊スポーツ』2022年11月21日。2023年7月1日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】育成・鈴木大和が10万円増420万円でサイン 今春は育成唯一のキャンプ1軍スタート」『スポーツ報知』2023年11月8日。2024年2月23日閲覧。
- ^ 「【巨人】鈴木康平が移籍入団会見 昨季まで「K-鈴木」だった登録名は鈴木に、背番32活躍誓う」『日刊スポーツ』2023年5月18日。2023年7月1日閲覧。
- ^ 「【巨人】増田大輝が精密検査で一時帰京…18日に負傷交代 鈴木大和も左手首痛で帰京」『スポーツ報知』2024年2月21日。2024年2月23日閲覧。
- ^ 「【巨人】鈴木大和が左有鉤骨切除術を受け、今後故障班に合流」『スポーツ報知』2024年2月22日。2024年2月23日閲覧。
- ^ 「【巨人】50m5秒79の鈴木大和が2か月ぶり実戦復帰「この場に立てたのは大きい」」『スポーツ報知』2024年4月21日。2024年6月18日閲覧。
- ^ 「鈴木 大和 | 選手情報」『読売巨人軍公式サイト』。2025年3月26日閲覧。
- ^ 「自由契約選手(育成選手) | 2024年度公示」『NPB.jp 日本野球機構』。2025年3月26日閲覧。
- ^ 「【契約更改まとめ】巨人・菊地大稀が3000万円から20%と大幅ダウンで育成再契約 12選手が交渉【11月19日】」『日テレNEWS NNN』2024年11月20日。2025年3月26日閲覧。
- ^ a b c d 「【巨人】鈴木大和が4年目で支配下「心が折れそうになることも」50M5秒79 2軍で得点圏4割5分5厘」『スポーツ報知』2025年6月9日。2025年6月9日閲覧。
- ^ a b 「【巨人】育成1位の北海学園大・鈴木大和は50メートル5秒8生かして「鈴木尚広さんのようになりたい」」『スポーツ報知』2021年10月22日。2021年11月11日閲覧。
- ^ 「巨人育成ドラ1・鈴木大 尚広2世だ!支配下へ1500メートル走歴代トップで「アピール」」『スポニチアネックス』2022年1月17日。2021年1月17日閲覧。
- ^ 「巨人育成1位鈴木大和が左打ち挑戦「盗塁王を取れる選手なりたい」」『日刊スポーツ』2021年10月21日。2021年11月11日閲覧。
- ^ 「【巨人】鈴木大和が坂本の代走でプロ初出場「僕が小さい時から見ていた選手」」『スポーツ報知』2025年6月15日。2025年6月15日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 鈴木大和 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 選手プロフィール - 読売ジャイアンツ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 鈴木大和のページへのリンク