金融市場における現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 17:06 UTC 版)
「ウィンブルドン現象」の記事における「金融市場における現象」の解説
1980年代、マーガレット・サッチャー政権によりビッグバンと呼ばれる大規模な金融市場の規制緩和が行われた結果、シティ(ロンドン金融市場の中心地)は発展を続けたものの、地場の伝統ある金融機関のほとんどが外資系金融機関に買収された。以下、典型的な数例を挙げる。 モルガン・グレンフェル銀行 19世紀半ばに創業したロンドンの投資銀行は1989年にドイツ銀行に買収された。 ベアリングス銀行 1762年創業の伝統あるマーチャント・バンクだったが、シンガポール支店の一トレーダー(ニック・リーソン)の投機の失敗がもとで、1995年、オランダの金融グループINGに救済買収された。 クラインウォート・ベンソン 1786年にその創業起源を持つマーチャント・バンク。1995年にドイツの金融グループ、ドレスナー銀行に吸収された。 カゼノヴ 1823年創業の株式ブローカーであり、小規模ながらイギリスの有名企業、富裕著名人の多くを顧客としていることで有名だった。同社は「シティで最後の独立系投資銀行」といわれていたが、2004年にアメリカのJPモルガン・チェースに事実上買収された。
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