金融国会での影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 04:44 UTC 版)
参議院選挙から今国会までは、民主党を中心とする野党主導で国会運営が進んだ。橋本退陣後の首班指名選挙では、自由党と共産党の協力で民主党の菅直人が首相指名され(衆議院の優越により衆議院の議決で指名された小渕恵三が首相となった)、今国会でも野党共闘で金融再生法案を小渕内閣に丸呑みさせた。 また、今国会末期の1998年10月には、額賀福志郎防衛庁長官に対し防衛庁調達実施本部背任事件を理由として参議院で問責決議案が可決(同年11月に辞任)、政府・自民党を揺さぶった。 しかし、菅直人は今国会に対して「政局にせず」との姿勢を取ったため、当初、協力的であった自由党の離反を招いた。また、額賀問責決議をきっかけに自民党は野党分断工作を行い、1998年11月、自由党との自自連立政権について合意した。1999年1月、正式に自自連立政権が成立し、続く1999年7月、公明党(1998年11月に、新党平和と公明が合併し再結成)が政権に参画し、自自公連立政権が成立した。
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