量子将棋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 22:38 UTC 版)
すべての駒があらゆる種類の駒である可能性を持っており、すべての駒の動きをすることができる。しかし、あくまでも駒の種類と数は本将棋と同じであり、その駒が特定の動きを行う(観測される)ことにより駒の種類が特定されてゆく。 例えば、初手に量子状態の駒が2マス前方に移動した場合、その動きをできる駒は飛車と香車だけであるから、以後この駒の動きはこの2つに限定され、斜めの移動などはできなくなる。また、量子状態の駒が飛車と確定した場合、他のすべての自駒が飛車の可能性を失う。このようにして、王将と確定した駒が詰みの状態になった場合に勝敗が決まる。 動きだけではなく、ルールによって駒の種類が確定されることもある。最上段で不成の駒は歩・桂・香の可能性を失う、歩と確定した駒の筋のすべての駒が二歩により歩の可能性を失う、取られた駒は王将ではなくなる、など。
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