野生型
【概要】 ウイルスなどの病原体で遺伝子に変異がない型。野生型はその生物としては最も自然な形である。これに対し、特定の薬剤に晒されると薬剤がある条件に適応した性質に変わる。これを薬剤耐性の変異と言う。
【詳しく】 実際には生物の遺伝子は常に変異して、新しい形質(表現型)が発生する。特にHIVでは変異の速度が速い。その中で生存環境に適応したものが残る。これを進化という。同じ程度に適応した複数の形質が並行して存在することもあり、遺伝的多型(genetic variant)と言う。そのうちある株は、たまたま、ある薬剤に耐性であるかもしれない。今、野生型と呼んでいる株も、そのうち野生型とは呼ばれなくなるかもしれない。
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