野犬と野良犬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 04:39 UTC 版)
野犬と野良犬は、狩猟が可能かどうかで区別をする場合、違うものであるとされる。この場合の野犬の定義は、人間の生活圏への依存が全くみられない、野生動物である。 両者に遺伝的な違いは全くなく、食生活によって区別するとされるが、実際には解剖でもしない限り判別は困難である。 両者は生活圏の違いで便宜的に区別されるが、生物分類上はいずれもイエイヌで、厳密な区別はない。たとえ野良犬がその本来の習性に則り、野犬のように捕食をしたとしても、それを以ってその個体が野犬であるということにはならない。 なお、日本の鳥獣保護法では、山野で自活しているノイヌは狩猟鳥獣で、銃や罠による狩猟が可能である。一方、迷い犬などの一時的に人間から離れて生活しているノライヌは非狩猟鳥獣で、狩猟することはできない。
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