野村又三郎家
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野村又三郎家(のむら またさぶろうけ)とは、和泉流狂言方野村派能楽師の家。愛知県名古屋市を本拠に活動。現在の当主(家長)は十四世野村又三郎(本名・信行:のぶゆき)。
沿革
初代野村又三郎重信(17世紀初頭)が和泉流創設にあたり客分として招かれ、独自の演目・台本・演出などを保持している。
三世野村又三郎信明の代(江戸時代)には、京都在住のまま尾張徳川家お抱えの狂言方であった家柄。
明治維新後は名古屋、東京と移住を重ねた。その後、十二世野村又三郎信廣(四世 野村小三郎の父、2007年12月12日に逝去。享年86)は1959年に名古屋へ移住。
2011年5月29日、四世野村小三郎が又三郎(十四世)を襲名。
外部リンク
野村又三郎家
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詳細は「野村又三郎家」を参照 もともと京都の手猿楽に発した家系で、初代野村又三郎重信が和泉流樹立にあたり客分として招かれたために、独自の演目・台本・演出などを保持して現在に至っている。三世野村又三郎信明の代に在京のまま尾張藩に扶持されるようになる。明治維新後に名古屋、東京と移住を重ねた。十一世野村又三郎信英が不慮の戦死を遂げるなどしたために、派としてはやや少人数である(十二世の野村又三郎信廣は2007年に死去し、現在は野村又三郎信行が2011年に十四世を襲名した)。 芸風は全体におとなしやかで、幽玄なやわらかみがまさっており、和泉流の中でも特に式楽としての品を意識する傾向が強いと言われる。
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