都道府県消防学校と政令指定都市消防学校の一本化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 23:27 UTC 版)
「消防学校」の記事における「都道府県消防学校と政令指定都市消防学校の一本化」の解説
消防力の強化や二重行政の解消のために都道府県と政令指定都市の消防学校を統合して一本化する試みが行われている。 大阪府と大阪市では大阪市長の橋下徹が掲げていた大阪都構想の中に大阪府内の消防を一本化する「大阪消防庁構想」が盛り込まれていた。そこで大阪消防庁の設置と二重行政の解消、消防体制強化のために平成26年4月1日に大阪府立消防学校と大阪市消防学校(大阪市消防局消防学校)を統合した。これにより大東市の府立消防学校の施設が大阪市を含めた大阪府全消防本部の初任科教育を担う消防学校(名称も変わらず)となり、東大阪市の旧大阪市消防学校が救助研修等の高等専門教育を担う高度専門教育訓練センターとなった。2014年4月4日に統合後初の入校式が行われた。 京都府と京都市も2014年11月14日に府内の消防力強化や京都府立消防学校の老朽化から八幡市の京都府立消防学校と京都市南区の京都市消防学校(京都市消防局消防学校)の統合を本格検討することで合意し、2015年9月11日に2017年度に府と市の消防学校を統合する方向で調整を進めることで合意した。2016年4月6日に京都市消防学校・京都府立消防学校合同入校式を実施し、平成29年4月5日より京都府立消防学校を京都市消防学校内へ移転し、共同化による共同教育を京都市消防学校において開始した。
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