邦楽のアンサンブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 02:49 UTC 版)
カケゴエは、お囃子、長唄、太鼓、津軽三味線などの伝統的な音楽のアンサンブルでも使用されている。それらは楽曲のさまざまな部分の頭出しに使用され、特定のリズムの始めまたは終わり、楽器の即興セクションの始まりまたは終わりから、さまざまな楽器の導入部への合図にまで、どこにでもシグナルを送ることができる。例えば、太鼓ではリーダーがゴーアヘッドを叫ぶまで繰り返す特定のリズムがある。津軽三味線では多くの即興演奏が使われており、即興のセッションを終了する準備ができたらプレーヤーがドラムセクションを導入部に入れなければならない。囃子や長唄のような大規模な音楽アンサンブルでは、ミュージシャンは曲のどこで入るのかをお互いに意識する必要があるため、セクションの終わり/始まりを知らせるのにカケゴエを使っているのである。
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