遺跡の保護と史跡指定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 23:37 UTC 版)
中里貝塚は集落からはなれた浜辺において、その周辺に暮らした人々が協業して貝加工を行った結果残された巨大な貝塚であり、縄文時代にあって自給自足的な範囲を越えて内陸の他の集落へ供給することを目的とした貝の加工処理があったことを各種の遺構・遺物によって具体的に伝える重要な遺跡である。また、もしカキを養殖していたとすれば、これまで古代ローマに始まったとされていたカキ養殖の歴史が大幅に遡ることとなる。このような調査成果をふまえ、2000年(平成12年)9月6日、国の史跡に指定された。なお、北区王子・飛鳥山公園内の北区飛鳥山博物館では関連展示が行われている。
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