遍照発揮性霊集
読み方:ヘンジョウハッキセイレイシュウ(henjouhakkiseireishuu), ヘンジョウホッキショウリョウシュウ(henjouhokkishouryoushuu)
分野 漢詩文集
年代 平安前期
作者 空海
性霊集
遍照発揮性霊集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 13:37 UTC 版)
遍照発揮性霊集(へんじょうほっきしょうりょうしゅう、10巻、空海)は、空海の弟子・真済が師の漢詩文を集録し編集して、空海生存中に10巻にまとめたもの。詩文集であるが、日本最初の書論(唐様)としての記述もある。「古人の筆論に云く『書は散なり』。ただ結裹を以って能しとするに非ず。必ず須らく心を境物に遊ばしめ、懐抱を散逸す。法を四時に取り、形を万類に象るべし。(以下省略)」と説き、人間精神の表出を第一義とし、「書の根限は、心を敬するにあり、書の疾は古法を外にするにあり。」と古典の大事も論述している。
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