運動感覚の認識(Kinesthetic Awareness)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 13:59 UTC 版)
「アンナ・ハルプリン」の記事における「運動感覚の認識(Kinesthetic Awareness)」の解説
身体の限界と、イニシエーションの際の身体の反応を探るための、動きを作り出す方法を探求するコースである。 彼女自身の言葉を借りるなら、自分の運動感覚を意識することとはすなわち「自分自身の動きを意識し、他者に共感するための特別な感覚である」。 ハルプリンは「動きの儀式(Movement Rituals)」と呼ばれるグループワークをまとめ、時間と空間の中で体を動かす方法を形作った。動きの型は、スイング、落下、歩行、走行、匍匐、跳躍、および様々な体重移動といった動的質に基づいている。1960年代には、夫のローレンスとともにRSVP Cyclesを開発する。これはスコアを使用して創造的プロセスを分解するもので、リソース(Resource)、スコア(Score)、ヴァリューアクション(Valuaction)およびパフォーマンス(Performance)の略である。彼女は「集団でテーマを探り、自分たちにとって何がリアルかを見つけるられるような場を作りたかった」と語っている。 また「プラネタリーダンス(Planetary Dance)」(異なる方向へ進む3つの円を作り、その中で走る、歩く、または静止するよう指示される)のような形式的なスコアは、ダンサーと非ダンサーの両方において創造的プロセスが刺激されることを意図したものである。ハルプリンのトレーニング・プログラムは1年ほどかかることもあるが、まず「身体を分解する」ようにして各部位の動きに集中し、後に全体として総合して動く、というものである。
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