運動性タンパク質ATPアーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 14:19 UTC 版)
「ATPアーゼ」の記事における「運動性タンパク質ATPアーゼ」の解説
ミオシンアクチン系に代表されるATPアーゼである。ATP加水分解によるコンフォメーションの変化を受けることを特徴とする。タンパク質にATPが結合することによってタンパク質の立体構造に変化が起こり、その構造変化を利用して実際にタンパク質(ひいては細胞を)を「稼動」させることに関係している。 ミオシン、ダイニン、キネシンはそれぞれが蛍光標識を用いた一分子観測でその稼動が観察されている。 ミオシンATPアーゼ – アクチンミオシン系のすべりに関係 ダイニンATPアーゼ – 微小管上の物質輸送(マイナス端側への移動) キネシンATPアーゼ – 微小管上の物質輸送(プラス端側への移動) ダイナミンATPアーゼ – 唯一コンフォメーション変化は受けない、微小管の接着に関係
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