逸話他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 14:29 UTC 版)
伯備線方谷駅は師の山田方谷が由来の駅名で、人名が由来となった珍しい例である。方谷駅の線路敷地には山田方谷の長瀬塾があり地元住人の請願で方谷駅とされた。当初鉄道省は人名を駅名にした例はなく反対した。山田方谷がいかに偉人であったか運動したが動かず、そこで弟子の三島中洲の名を持ち上げた。当時、中洲は90歳で亡くなっていたが、盛名は昭和になっても全国に轟、維新後の漢学の巨星であり、大正天皇の侍講ということもあって、その中洲の師ということで鉄道省も了解したという逸話がある。 28歳で帰郷した時、備中松山藩に仕官する時の条件として「仕官しても5年間の遊学を許可してほしい。藩に帰った後も時々、藩の外に出る事を許してほしい。40歳以前は儒職以外の職には就かせないと約束してほしい。経を講ずるときは必ずしも朱子の注によらなくても良いと認めてほしい」と進に手紙を渡している。
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