連句の様式、式目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 03:21 UTC 版)
連句は100句連ねる「百韻」、36句連ねる「歌仙」、20句連ねる「20韻」、3句連ねる「三つ物」などといった形式がある。昭和40年代頃から、伝統的な形式によらない新たな形式も誕生している。 現代の連句は以下のように展開される。 発句は、1巻の連句を率いるにふさわしい品格のある長句を詠む。 脇句は、発句と同季・同場・同時の短句を詠み、発句と脇句で短歌のような世界を作る。 第三句は、思い切った連想、飛躍の長句を詠む。 第四句以降は四季を折り込み、序破急と変化に富んだ句を連ねていく。1巻の最後の句は挙句と呼ばれる。 句を連ねていく上で、以下のような基本的な式目がある。 春や秋の句は3句以上5句まで、夏や冬の句は1句以上3句まで。 類似した句が1つの作品内で再び出てくることを忌避する(「輪廻」と呼ぶ) 春を表す「花」、秋を表す「月」を詠み込む(歌仙の場合は「二花三月(花を2句、月を3句詠み込む)」) このほか、様々な心得がある。
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