通過車両への対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:47 UTC 版)
「国鉄EF63形電気機関車」の記事における「通過車両への対策」の解説
最大66.7‰の急勾配という条件で峠の下側から本機による推進・牽引運転のため、連結器の破損や座屈による浮き上がり脱線の予防、車両の逸走を防止する点から当区間を通過する車両には以下の対策(通称:『横軽対策』)が必須になった。 台枠・連結器の強化 緩衝器容量の増大 非常ブレーキ吐出弁絞り追加 横揺れ防止装置の追加 坂上で力行した際に破損防止のため空気バネ台車装備車へパンク装置の追加 対策施工車両には識別のため車両番号の頭に直径40mmの「●(Gマーク)」を付した。塗色は白色または赤2号とされ、特急型車両など形式番号がステンレス切抜文字となっている場合でもいずれかの色で塗装している。 貨物列車の車掌車は、推進運転時の坐屈問題から1段リンク式足回りをもつヨ3500形が限定使用された。
※この「通過車両への対策」の解説は、「国鉄EF63形電気機関車」の解説の一部です。
「通過車両への対策」を含む「国鉄EF63形電気機関車」の記事については、「国鉄EF63形電気機関車」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から通過車両への対策を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から通過車両への対策を検索
- 通過車両への対策のページへのリンク