通信の流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/01 08:57 UTC 版)
典型的なBasic認証におけるHTTPクライアントとHTTPサーバの間の通信を紹介する。だいたいの流れは以下のようになる。 クライアントは認証が必要なページをリクエストする。しかし、通常ここではユーザ名とパスワードを送っていない。なぜならばクライアントはそのページが認証を必要とするか否かを知らないためである。 サーバは401レスポンスコードを返し、認証領域 (authentication realm) や認証方式 (Basic認証) に関する情報をクライアントに知らせる。 それを受けたクライアントは、認証領域(通常は、アクセスしているコンピュータやシステムの簡単な説明)をユーザに提示して、ユーザ名とパスワードの入力を求める。ユーザはここでキャンセルすることもできる。 ユーザによりユーザ名とパスワードが入力されると、クライアントはリクエストに認証ヘッダを追加して再度送信する。 認証に成功すると、サーバは認証の必要なページのリクエストを処理する。一方、ユーザ名やパスワードが間違っていた時には、サーバは再び401レスポンスコードを返す。それによりクライアントは再びユーザにユーザ名とパスワードの入力を求める。
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