逆輸入と発展
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 21:19 UTC 版)
1990年代、スンドゥブ・チゲは米国ロサンゼルスのコリア・タウンの人気メニューになった。豆腐が健康食品ブームでもてはやされたことが背景にあげられる。1996年にオープンした専門店「BCD TOFU HOUSE(北倉洞スンドゥブ)」が米国内にチェーン展開を始め、やがて韓国に逆輸入されるに至る。それまで、一部に有名店はあったものの概して食堂の安いメニューというイメージのスンドゥブだったが、逆輸入専門店チェーンに加えて国産の専門店チェーンも誕生し、競争を展開するまでになってしまった。 もともと食堂などでは単一メニューだったスンドゥブ・チゲだが、専門店ではまずバリエーションが増えた。これはロサンゼルスで広まった際に、ビーフ、ポーク、シーフード、ソッコ(ミックス)などのメニューが一般化し、それが逆輸入されたものである。 また、定食のメインディッシュとして手の込んだものになった。よくあるスタイルでは、ご飯が石釜で炊いた状態で供され、そこから椀によそって食べる。おこげの残った石釜には湯を注ぎ、スンニュンを作って飲むことができる。また、生卵を好きなだけ入れられるようにしたり、焼き魚を加えるなど品目を増やす店もある。
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