退役後、国防長官就任まで
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「ロイド・オースティン」の記事における「退役後、国防長官就任まで」の解説
退役後は大手軍需産業であるレイセオン・テクノロジーズの取締役に就任し、2017年9月18日からは大手鉄鋼会社ニューコアの取締役となった。役員職以外にも自身のコンサルティング会社を設立している。 2018年5月29日、医療サービス大手のテネット・ヘルスケア(英語版)の取締役に就任した。 2020年11月27日、ニュースサイトのAxios(英語版)はジョー・バイデンの政権移行チームから、国防長官候補として打診されていると報道した。副大統領時代に中央軍司令官として信頼関係があり、政権移行チームの安全保障問題のアドバイザーを務めていたものの、国防長官はミッシェル・フロノイ(英語版)が有力視されていた。フロノイは自身のコンサルタント会社と軍需産業の親密な関係に対して、民主党の急進左派からの強い反発を受けていた為、党派色の薄いオースティンを新たに指名したと見られている。 アフリカ系アメリカ人の国防長官選出を求めていた黒人議員連盟(英語版)の支持や、最高位の軍人としてのキャリアも判断材料になったと見られるが、同時に自身も軍需産業の役員を務めていた点が懸念材料として浮上している。 2020年12月7日、バイデンから国防長官として正式に指名を受けたとの報道が行われた。 2021年1月19日に上院指名のための上院公聴会に出席した。中国とロシアがアメリカの「戦略的競争相手」であるとする2018年のアメリカ国家防衛戦略の認識を確認した上で「軍近代化の範囲や規模から見て、最重要懸案は中国だ」と言明した。
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