追試によって確立したキミ子方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:28 UTC 版)
「キミ子方式」の記事における「追試によって確立したキミ子方式」の解説
キミ子方式は仮説実験授業研究会に紹介されることで「美術の授業でも法則性を問題にしうる」ということが会員に認識されるようになり、それまでの科学中心の授業研究から、研究対象が大きく広がる方向に影響を与えた。それによって多くの「誰でもその通りにやれば真似できる美術の授業プラン」が作られた。キミ子方式は一見臨画のように模写させているように見えても、本物のモデルを使い、モデルごとに具体的に指導方法が指示されていて、他の教師が真似して、松本キミ子と同様な効果を上げることができた。板倉がキミ子方式を評価したのは「松本さんの考え方ややり方が、松本さん固有の才能に基づいているのではなく、かなり法則化されている」という点だった。さらに他の教師が実践しても、松本キミ子が授業するのと同じように、子どもたちに非常に歓迎されている点も評価された。
※この「追試によって確立したキミ子方式」の解説は、「キミ子方式」の解説の一部です。
「追試によって確立したキミ子方式」を含む「キミ子方式」の記事については、「キミ子方式」の概要を参照ください。
- 追試によって確立したキミ子方式のページへのリンク