輸送・揚陸任務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 10:01 UTC 版)
このジャワ上陸戦をもって一連の南方上陸作戦は終了したため、以降「あきつ丸」はその優秀な積載・揚陸能力を生かし他の特種船と共に兵員等の輸送任務に就いた。主にラバウル・シンガポール・サイゴン・トラック・スラバヤ・マニラ・高雄に対し、兵員・航空機・舟艇・物資の輸送を行っている。一式戦「隼」I型からII型に機種改編する飛行第50戦隊への機体輸送任務も「あきつ丸」の任務であった。 特筆すべき点として、連日空襲を受けるため海軍の空母機動部隊でさえ入港しなかった要衝ラバウルへ3回も入港している事が挙げられる。「あきつ丸」は無傷でこのラバウル輸送任務を成し遂げているが、1942年12月1日の第1回目入港時(航空機と舟艇を輸送)にアメリカ軍の偵察機に写真撮影されている。この際、アメリカ軍は「あきつ丸」を「あるぜんちな丸型護衛空母(EX-ARGENTINA MARU TYPE)」(特設空母「海鷹」)と誤認、「日本艦船識別表 ONI41-42」に特設空母「大鷹」等とともに掲載されている。
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