足利義満以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 15:50 UTC 版)
中国の史書では、日本の統治者を「倭王」と称していたが、唐代以後、「日本国王」号が使用されるようになり、『唐丞相曲江張先生文集』には「勅日本国王書(にほんこくおうにちょくするのしょ)」と記されている。『元史日本伝』には、1266年、元朝皇帝フビライ・ハーンから「日本国王」に送った国書があるが、両者とも天皇を呼んだものである。南北朝時代には、懐良親王が倭寇の取り締まりを条件に明朝から冊封を受け、「良懐」の名で日本国王の称号を受けている。懐良親王の勢力が駆逐された後は、幕府や九州の大名が「日本国王良懐」と称して対明貿易を行う変則状態が続く。
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