足利義満と義教の截香
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 05:47 UTC 版)
『満済准后日記』によれば、永享元年(1429年)9月24日に足利義教は東大寺を訪れて受戒を受け、その後に同寺西室で宝物を見たうえで碁石3個と共に「沈(黄熟香)二(二寸ばかり)切、同じく之を召される」と記す。さらに続けて「至徳の時も此の如くか。何様先規に任され了んぬ」と記されているが、これは足利義満が至徳2年(1385年)8月30日に東大寺で受戒し宝物を拝見したとする『至徳二年記』の記述に対応するものとされ、義満が黄熟香を切り取った先例に義教も倣ったと考えられている。
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