足と靴と靴型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 01:21 UTC 版)
足の長さは、通常足と垂直で、かかとの先端を通る直線とつま先の先端を通る直線の2本の平行線の間の距離によって定義される。足の長さは、はだしで立って、体重を両足に等しくかけた状態で計測する。 左右の足で大きさが少し異なることがよくある。この場合、両方の足を計測して、大量生産の靴を買うときには、大きいほうの足にあう寸法の靴を購入することが推奨される。現実の足の大きさと異なり、大部分の製造業者は左右で大きさの異なる靴を売っていないためである。 ある寸法の靴にあう足の大きさには少し幅があると考えられる。靴の内側のすき間は、典型的には足よりも 15 - 20mm 長くなければならないが、靴の種類によってこの値は異なる。 靴の寸法の方式によって、以下の3種類の長さのどれかが参照される。 その靴が合う足の長さの中央値。靴を買う客にとって、この値は客の体の寸法と直接関係しているという利点がある。どのような種類・形・素材の靴についてもこの値は適用できる。新しい靴のモデルそれぞれについて、どの範囲の足が推奨されるかを注意ぶかく試験しなければならないためである。靴がある長さの足に合うことを保証するのは製造者にとって重荷になる。 靴の内側のすき間の大きさ。この値は、完成品に対して簡単に計測できるという利点がある。しかし、製造誤差によって異なり得るし、その靴のあう足の大きさについて、非常に大ざっぱな情報しか客に与えない。 靴型の長さ。靴型は、靴を製造するときに使う、足の形をした型である。靴を作るのに使う道具だけを対象にすればよいため、靴型を測るのは製造者にとっては最も簡単である。製造誤差や、実際にどんな大きさの足に合うかということは保証しない。正しい寸法の靴を選ぶすべての責任とリスクは客の側にある。その上、靴型の計測方法にはいくつかの異なるやり方があり、それによって寸法は異なってくる。 この3つのどれを取るかにより、同じ靴でも数値はかなり異なってくる。
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