超軽量ホイールのデメリット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 18:11 UTC 版)
「アルミホイール」の記事における「超軽量ホイールのデメリット」の解説
軽いホイールは前出のアルミホイールのメリット同様、軽量化によるばね下重量の低減によって、運動性能の向上、ハンドリング性能の向上、路面追従性の向上や燃費の改善等が一般に期待できるものの、反面サスペンションの動きが活発化することにより、サスペンションのばね定数とダンピング特性を軽量ホイールに合わせて調整、または変更しないかぎり、乗り心地は悪化する場合がある。特にエアボリュームの少ない低扁平タイヤを装着した場合などに細かな振動を過剰に拾って素早い上下動をするようになり、サスペンションの動きが追いつかず乗り物酔いを招く。ホイールの減衰特性が大きく変化した場合はロードノイズ、パターンノイズも伝わりやすくなるため、静粛性も悪化する。レース用などの超軽量ホイールでは耐久性や強度(特に衝撃や横軸からのモーメントに対する強度)が弱くなる点が挙げられる。よって、段差が多い一般路面には不向きとされる。
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