走者の妨害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 09:55 UTC 版)
次のような場合は走者の守備妨害であり、原則としてその走者はアウトになる。 (打者または走者が)まだファウルと決まらないままファウル地域を動いている打球の進路を、どんな方法であろうとも、故意に狂わせた場合。(規則6.01(a)(2)) 走者が打球を処理しようとしている野手を避けなかったか、あるいは送球を故意に妨げた場合。(規則5.09(b)(3)、6.01(a)(10)) 走者が、フェアボールにフェア地域で触れた場合。(規則5.09(b)(7)、6.01(a)(11))ただし、以下の場合には、走者はフェアボールにフェア地域で触れたという理由でアウトは宣告されない(規則6.01(a)(11))。もちろん、このようなフェアボールであっても故意に蹴ったりした場合は守備妨害でアウトが宣告される。また、一度内野手に触れた打球を守備しようとしている他の野手を走者が妨害した場合は、規則5.09(b)(3)の適用で、この走者がアウトになる場合もある。(規則5.09(b)(7)【注1】)一度でも内野手が触れたフェアボールに触れた場合 インフィールドフライが宣告された後に、塁についている走者に飛球が触れた場合 投手を除く内野手の股間や横を通過したフェアボールに、そのすぐ直後で触れた場合でこの打球に対して他の内野手が守備する機会がないと審判員が判断した場合も制定されていたが、2020年度の改正により除外された。 走者が明らかに併殺を阻止しようとして、故意に打球を妨げたり、打球処理しようとしている野手を妨げたりした場合。この場合、走者がアウトになるのはもちろん、野手がどこで併殺を狙おうとしていたかに関係なく、打者走者もアウトになり、他の走者には進塁が認められない。(規則6.01(a)(6))
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