赤穂城_(1952年の映画)とは? わかりやすく解説

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赤穂城 (1952年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/12 23:07 UTC 版)

赤穂城
監督 萩原遼
脚本 民門敏夫
原作 住吉山声
製作 マキノ光雄、長橋秀憲
製作総指揮 大川博
出演者 片岡千恵蔵
山田五十鈴
木暮実千代
月形龍之介
河津清三郎
薄田研二
音楽 深井史郎
撮影 三木滋人
編集 宮本信太郎
製作会社 東映京都撮影所
配給 東映
公開 1952年4月24日
上映時間 81分
製作国 日本
言語 日本語
次作 續 赤穂城
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赤穂城』(あこうじょう)は、1952年(昭和27年)4月24日公開の日本映画である。東映製作・配給。監督は萩原遼、主演は片岡千恵蔵白黒スタンダード、81分。

概要

仇討ちや復讐劇を封建的なものとして禁じてきたGHQの方針を受けて自粛が続けられてきた"忠臣蔵もの"の、外伝や義士銘々伝ではない本流の本格的作品としては、これが戦後最初のものである[1]

戦前の新興キネマの娯楽路線と、戦時中の国策映画会社満州映画協会の人脈とを引き継ぎ、片岡千恵蔵市川右太衛門月形龍之介といった戦前からの時代劇スターを擁していた戦後の新興映画会社=東映が、サンフランシスコ講和条約の発効(1952年4月28日)による占領政策の終結、日本の独立のタイミングで、占領期間中を通じて自粛されてきた"忠臣蔵もの"の復活と、時代劇を柱としていく自社の方針を高らかに宣言した作品、と見ることができる[2]

片岡千恵蔵が、戦前からの当たり役である浅野内匠頭と、大石内蔵助(初演)の二役を演じている点も興味深い。

スタッフ

キャスト

脚注

  1. ^ 谷川建司 2013, p. 35.
  2. ^ 谷川建司 2013, pp. 35–36.
  3. ^ 谷川建司 2013, p. 33.
  4. ^ 一般の検索サイトでは加藤嘉と表記されているが、誤り[3]

参考文献

外部リンク




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