赤い人力車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 03:44 UTC 版)
上方落語隆盛の時代の象徴として語り継がれている「赤い人力車」が復活した。この人力車は、初代桂春團治が多忙のために移動の手段として使用したとされるものを復元しており、多額の借金による「火の車」の洒落になっている。しかし、これは一種の伝説で、実際に赤い人力車を使用していたのは、3代目桂文三である。桂三枝(現:六代桂文枝)が「劇場らしい雰囲気を作り、呼び物になるようなもので盛り上げたい」と提案し、親交のある鈴木美智子が静岡の職人に制作を依頼、寄付をした。2006年9月15日にはこけら落としの記念として、3代目桂春団治がこの人力車に乗り、三枝が車引きに扮して天神橋筋商店街をパレードした。2017年12月25日には、4代目桂春団治襲名を控えた桂春之輔が、繁昌亭前からこの人力車に乗って大阪天満宮へ向かい、襲名興行成功祈願の参拝を行った。
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